誠心流整体の歴史と伝承
成り立ち・歴史
歴史といえば少し大げさですが、手での施術は大昔から全ての人がやっていました。
それは私たちの普段の生活にも見ることが出来ます。
子供がおなかが痛いといえば、お母さんはおなかを触ってあげます。
また痛いところがあれば自分でもさすったり、揉んだりします。
頭をぶつければ、ぶつけた箇所を手で押さえます。
違うところを押さえたり、いきなり薬をぬる人を見たことはありません。
手で押さえると痛みが和らぐ事を私たちは知っています。
誰かに教えられた事ではないのに自然に手が動いています。
なぜ痛みが和らぐか不思議ではないですか?
昔の人はその理由を考え、さらにいろんな方法をたくさん考えました。
そのような事は世界中で行われていたようです。
しかし昔は今のような医学の知識はまったくありませんしレントゲンも、薬もありません。
身体の中のことがわかるようになってから、手による施術も進歩しました。
それまで経験や勘に頼っていた施術に理由が説明できるようになったのです。
この100年ほどの医学の進歩と同様に手技による施術も進歩しているようです。
手技による施術が世界中で行われていると述べましたが、日本でも各地でいろいろな施術が継承されています。
我々の誠心流の手技整体療法もその一つです。
詳しい事は記録が残っていませんのでわかりませんが、現在の高知県香南市香我美町で受け継がれていたようです。
現・院長の先代である二代目故・糸川包茂先生は大正4年生まれで、香我美町の神社で宮司さんをされており、また行者さんでもありました。
近隣の人がたくさん来られていたようです。


現在の院長である三代目・西 勝彦先生は昭和31年生まれで30年以上のキャリアです。
高知市介良の整体院を開業して24年になります。
現在は、高知市前里で開業しています。
西先生は糸川先生の患者さんでした。
若いとき交通事故の後遺症で2年間寝たきりでしたが、糸川先生の施術で今は人並み以上に元気です。拳法五段の達人です。
詳しくは西先生のブログを見てください。
西先生が糸川先生から聞いた話によると初代はお坊さんだったようです。
誠心流の手技整体療法はお坊さんの家伝として昔から受け継がれてきたそうです。
ですから計算すると、少なくても100年以上昔から継続されていて、西先生は三代目となっていますが実際は何代目なのかわかりません。
ただ高知では同様の施術をしているところはありませんので、技術を継承されているのは西先生だけです。
先にも述べましたが、手技による施術は医学と共に進歩しました。
それは今後も変わりありません。
誠心流の手技整体療法は昔からの方法に固執せず、患者様のためになることであれば新しい知識や技術を柔軟に取り入れます。
我々はこの施術と精神を後世に残す事を最大の使命と考えています。
技術の伝承と進歩
昔から受け継がれてきた誠心流の手技整体療法は日々進歩する事を常に考えています。
現在に至るまでも時代に合わせて新しい技術や知識を 柔軟に取り入れて来ました。
患者様からの言葉が励みになった事は言うまでもありません。
昔と比べて生活環境は大きく変わりました。
生活習慣病は増える一方です。
また仕事での疲労の蓄積やストレスなど身体への負担は悪化の一途です。
便利な世の中になっているのに、なぜ身体の悪い人は増えるのでしょうか?
病気になる根本的な本当の原因は何なのでしょうか?
全ての人は老化します。体力が落ち、回復力がなくなってきます。
たいていの人が「こんなはずでは」「若い頃は何でもなかったのに」といいます。
また大人だけではなく、高校生以下の姿勢がひどく悪くなっています。
将来の病気の予備軍がたくさんいます。
病気になってから直す事よりも、病気にならない生活をする事のほうが大切と思うのですが・・・
たいていの人は病気になってから病院にいくようです。
免疫力や自然治癒力など本来、人が持つ力が重要です。
病気になったら薬漬けになってしまいます。
私たちは、世の中の変化を知り、それに合わせて柔軟に対応するために いろいろな知識や技術を得ようとする姿勢を常に持ち続けます。